ごあいさつ

(当社をとりまく経営環境)

おかげ様で,当社は平成16年創立以来みなさまに支えられ15期の節目を無事終えることができました。電気事業分野では,来る2020年4月の法的分離を見据え,東北電力株式会社殿(以下敬称略)においても本年4月1日からカンパニー制が導入され業務運営体制が変更となっております。

東北電力株式会社送配電カンパニーの基本的なミッションである「低廉で安定した電力の供給」に対し,当社の社是である「電気事業を通じた快適な地域社会への貢献」につきましては,何ら変わることがない使命であることを再確認し業務を遂行してまいりました。

(経営基盤の確立)

しかしながら,電力システム改革という経営環境変化の中で,当然,我々自身が変革を求められているのは言うまでもありません。次へのステップとしてさらなる経営基盤の強化を目指す必要があると判断し,先期から経営体制の変更を行ってまいりました。

今期の役員改選にあたっては,経営布陣の変更はないものの,経営におけるガバナンスの強化や意思決定の迅速化を図るべく,本社常駐取締役の役付を専務,常務とし経営に専念することといたしました。発注者に対して的確な経営判断をお示しするとともに,当面は業務執行と兼任いたしますが,本社機能が十分発揮できる業務運営体制を構築したいと考えております。

(経営課題)

普段から社員に対しては,当社は,東北電力株式会社の設備工事の一躍を担う非常に重要なポジションにある会社であると話しています。全体的な課題は非常にベーシックですが,環境変化の中でも東北電力工事の着実な実施と,工事原価の低減に向けた取り組みしかありません。

(経営課題への対応)

託送料金に対するコスト低減に対しては設備工事費,つまり当社の売上高に直接リンクしてくることから,現行の収支構造からもマーケットの維持は必須の課題ですが,工事原価の低減に注力するのは言うまでもありません。つまり,仕事のやり方も変えていかなくてはならないと言っており,業務改善に力を入れているところであります。また,会社創設以来15期の節目からさらなる成長に向け東北電力関連以外の仕事へ目を向ける時期にきていることは言うまでもありません。

各事業所での対話の折,ある事業所長から「経営はロマンです,困難に屈せずロマンを持って取り組んでいきたい」という心強い素敵なメッセージをもらいました。当社の強みが発揮できる分野の開拓を加速させることとしております。

(人財確保への対応)

建設業への就業者が減り続けている現状も見逃せません。自社体力の中で電力業界における電工職の確保にも貢献したいと考えております。実際,電力設備工事の現場は,社会インフラの構築という観点で非常にやりがいもあり,面白い仕事でもあることから当社の魅力をアピールしているところであります。新卒求人の説明会では電工職に興味を持っている生徒さんも多数いるというのが実感です。従来どおり業界全体での取り組みが必要であるとの提言をしていきたいと思います。

社員は「財産(たから)」であるとの考えから,中長期の視点に立った「ひとづくり」を計画的に進めてまいります。

政府が進めている働き方改革への対応はもちろんですが,基本的には「当社で働くことが楽しい」と思える会社をみんなで作れたらと考えております。労働安全や健康,家庭での安全を確保し,安心して社内改革に力を発揮できる環境を経営陣と社員で知恵を出していくこととしております。

(最後に)

そのためには,ステークホルダーの皆様のご協力なくして成し遂げられないものと考えております。

私たちの仕事のベースは,言うまでもなく安全,高い施工品質であります。

そのうえで私たちは,この明確な課題に対してチャレンジしていく必要がありますし,立ち向かう土壌も十分に備えているものと確信しております。次のステップに向けた社内改革にまい進すべく,ぜひ皆様のお力を貸していただきたいと存じますので,ご協力をお願い申し上げ私のご挨拶に替えさせていただきます。

平成 30 年 11 月 14 日

代表取締役       武田   啓之